ダイエットを頑張っているのに途中、どうしてもなかなか体重が減らない時期がありました。
もちろん食事内容に気を付けて運動も行っていたのですが、それでも以前ほど効果が出なくなってしまったのです。
あまりにも体重計の針がびくともしないので、サウナに行って汗を流したり、便秘に効くというハーブディーを飲んだりしてみたのですが、水分が抜けて体重が軽くなるだけで、体脂肪量は全く変化がありませんでした。
それどころか体組織をはかってみると、体重には殆ど変化がないのに筋肉量だけが減ってしまっていたのです。
これは本当にショックでした。このままの生活を続けていけば、筋肉量がさらに減っていき基礎代謝が落ちて、太りやすい体質に変わってしまうのでは?という危機感があったからです。
でもひとつだけ疑問がありました。
それは、食事も運動も管理しているのに全体の体重が減らず筋肉量が落ちたということです。
ならば一体これ以上何に気を付けて生活すればよいのだろうか?と、今後の方針が立てられず、自分のダイエット方法が正しいのかさえ分からなくなってしまいました。
そんな時にとあるダイエット関連の書籍を読み、とても驚いたことがありました。
それは、強いストレスを感じ続けるだけで、そのストレスが中年太りに繋がってゆく危険性があるという話です。
特にやけ食いをするでもなく、そのような状況に陥ってしまうとは恐ろしい話です。
人間は、強い精神的ストレスを感じると、コチゾールと呼ばれるストレスホルモンを大量に分泌するのだそうです。
そのコチゾールはストレスから体を守るだけでなく、副作用があります。
その副作用こそが肥満の原因、血糖値の急上昇を招くのだそうです。
血糖値が上がると体内ではインスリンが分泌され、血液中に増加した糖分を脂肪に変えてしまうため、肥満に繋がっていくのです。
さらに男性ホルモンの分泌量も低下させてしまうため、筋肉量が減って基礎代謝が落ちてしまうのです。
また、コチゾールは、幸福を感じるための脳内物質メラトニンやセロトニンの分泌を抑えてしまうため、不眠や鬱などに陥ってしまう危険性があり、そうなれば、心身ともに不健康になってしまいます。
ダイエットで重要視されるデトックスは、心にも必要なのです。
まさに心と体は繋がっているのです。
私は、ストレスをためないために就寝前には、自律神経を整える効果があると謳われた音楽が収録されたCDを聴いています。
”なんとなく癒されるようなこの感覚”は、確かにその効果を心と体で実感できるようになり、それが次第に目に見えたダイエットの軌道修正(体脂肪の減少)に繋がっていきました。
真面目にダイエットに取り組んでいるのに効果が出ない場合は、こういった角度から自分を見つめ直すこともお勧めです。