いくら過激なダイエットを成功させて理想の体重になったとしても、そのあとでリバウンドしてしまっては元も子もありません。
食事や運動といったダイエットに必要な要素を、どれだけ無理なく取り入れた生活に変えられるかどうかが大事です。
一過性のものではなく、これからずっと「太らない」でいられる生活習慣を身に着けることを目標にしましょう。
まずは食事です。
糖質制限ダイエットが流行りましたが、まったく炭水化物を食べない方法はかなりきついと思います。
第一にすぐにお腹がすいてしまいます。
ご飯など炭水化物はお腹持ちを良くしてくれるので、これを食べないとなると他のものを食べたり間食が増えたりして、結局食べ過ぎることになりかねません。
第二に炭水化物を避けようとすると、かなりのメニューが食べられなくなります。
ご飯のあるカレーやうどんやラーメン、パスタ、お好み焼きなどの粉ものなど。
こうしたメニューが好きでない人なら難なくこなせるでしょうが、好きな人やお昼に一品物を食べることが多い人には難しいのではないでしょうか。
その場合、炭水化物を食べないのではなく、減らすようにします。
ご飯茶碗も小さめのものに買い替えたり、一品物はやめておかずのある定食物にするようにしましょう。
おかずのある分、炭水化物を減らすことができます。
食べる順も野菜、たんぱく質、汁物の順に食べ、最後に炭水化物で量を調整します。
次にダイエットには欠かせない運動です。
スポーツ好きな人はいいとして、運動嫌いや時間のない人には、毎日の生活の中で体を動かすようにします。
バス停一つ分歩いたり、エスカレーターを止めて階段にしたりします。
意外と運動量が多いのが掃除です。
カロリーを消費して部屋の中も綺麗になるという、一石二鳥です。
こうしたダイエットを始めたら、必ず記録を取りましょう。
始める前の写真や、腹囲など気になる部分を計っておきます。
定期的に写真や数値でどれだけ改善できているかを自分の目で確認できるようにすると、それが励みになって続けられます。
昔は着ることができたけれど、今はきつくて入らない服を着てみる方法でもいいですね。
晴れて目標が達成できても、そこで安心してしまってはいけません。
その体重を維持する必要があります。
それには今までやっていたことを続けなくてはいけません。
お茶碗の大きさは元に戻してはいけませんし、エスカレーターばかり利用していては運動不足になってしまいます。
ときどき体重計に乗ったり鏡に映してみて、厳しい目でチェックすることをお忘れなく。